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2021.04.28

 ウッドショック

こんにちは!
最近、メディアでも取り上げられるようになりましたが、現在、世界と日本国内で深刻な木材価格の高騰・供給不足になっているのをご存知でしょうか。
これはオイルショックになぞらえて「 ウッドショック 」と呼ばれ、国内の木材業界、住宅業界では大変な混乱になっています。
ちょうど4月22日の日経新聞にも掲載され、テレビ東京のワールドビジネスサテライトでは、27日の放送でウッドショックが冒頭で報道されていました。

 

そもそもなぜウッドショックが発生しているのでしょうか?
原因の1つ目は、今、アメリカにおいてはコロナからの急速な経済回復基調があり、住宅の需要が急激に増えています。
理由は、空前の低金利と高い株価を背景に、
「 コロナ禍は密を避けるという新しい生活様式 」
の到来で、都市部から郊外への移住のニーズが急速に高まっているからです。
その要因で、アメリカでは木材の需要が大幅に高まっていて、世界中の木材の多くがアメリカに流れています。

 

2つ目は、貨物のコンテナ不足と貨物船の減便です。
貿易のための物流には海運がてとも重要な役割を果たしています。
貨物船で荷物を運ぶ際には、荷物は海上コンテナにパッキングされますが、その海上コンテナが不足しています。
そのため、荷物を運びたい人の間で、海上コンテナの奪い合いが発生しています。
もともとコロナの影響で貨物船の便数も減便されています。
運びたくても海上コンテナも貨物船も無く運べないという状況に陥っています。

 

3つ目は、日本の国際競争力低下により、貿易相手として日本の優先順位が下がっていること。
「 他に売るから日本には売らなくていい 」
という状況になってしまっています。
いま世界中の木材はアメリカはもちろんですが、中国にも大量に流れています。
2019年に公表された林野庁の木材自給率は36.6%とかなり低い状況です。

 

現在の日本の住宅業界は多くの木材を輸入に頼っています。
特に需要の高いSPF材はアメリカ・カナダから輸入されていますが、北米での木材需要の高まりにより日本へ木材が回って来なくなっているのが現状です。
木材が入って来ないと、住宅を建てることが出来ません。
木材のプレカット工場はストップし、今後、着工する住宅も納期の延長や工事代金や仕様の変更を余儀なくされるかもしれません。
もちろん価格高騰により、住宅を建てるための土地も需要が大きく低下する事と思います。

 

昨年は新型コロナウイルスの影響で中国からの住宅設備の輸入が一時的にストップして現場は混乱しました。
ただ、今回のウッドショックの方が規模は大きく深刻な感じです。
やはり、住宅会社は、今夏から来年春に向けて住宅価格は値上げせざるを得ない状況になると思われます。
当社も地元密着の会社ならではのご提案などまだまだ対応出来ることがありますので、不安だと感じたら一度ご相談いただくことをお勧めします。

 


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