こんにちは!建築設計室の徳川です。
木曜日、大阪市西区にある『 ニチハ大阪ショールーム 』に行ってきました。
目的は、外壁に使用するサイディングの選定です。
住まい全体のイメージが決まる外壁ですから、図面やカタログ上では選定が難しい時、こちらで実物の確認をします。
こちらは他のものと比べるととっても重量が軽い金属のサイディング。
新築では5%ほどしか採用されていないそうです。
しかし、家が並立する狭いところを手軽に運べる、家に負担がかかりにくい、という利点からリフォームで多様されているようです。
金属ならではの柄が美しいです。
表面に汚れが付着しても、雨や水とともに流れる『 マイクロガード 』。
継ぎ目のシーリングが目立たずメンテナンスが不必要なためランニングコストが良い『 Fu-ge 』。
保証期間が30年もあり、実際には40年ほど塗装がもつといわれている『 プレミアム 』。
サイディングと言っても、様々な機能や種類がありました。
モエン大壁工法の説明。
一般的に「 モルタル 」と呼ばれるもの。
継ぎ目は目立たないのですが、下地の塗装が2回必要なので手間がかかります。
サイディングの厚みは14ミリと16ミリが主流で、全体の9割を占めているらしいです。
外壁として、固定するために14ミリは表面から塗料を塗った釘を打ち込みます。
それに対して、16ミリは内側から金具で施工をするので表面から留め具が見えずきれいに仕上がります。
また、「 チップ 」と呼ぶ木のくずを入れるので強度が増し、結露などの水分を吸い乾かす性能となっています。
なので、板が反ったりしにくい製品です。
普段は廃材になる部分を使用しているので環境にも良いそうです。
厚み2ミリだけでこんなに違いがあることに驚きました。
1階と2階、ベランダと他所、といったように場所ごとにサイディングを張り分ける場合、その間に中間水切りというものが必要になります。
外観に馴染むよう、様々な色があるそうです。
サイディングの内側など、普段見ることのないところまで見ることができとても勉強になりました。
最高級のピアノブラック。
シックな黒に光沢があり、とてもかっこいいです。
外の景色を映し出しますが、ガラス張りよりコストパフォーマンスが良いのでマンションや大型施設に使われるそうです。
また、住宅の外観のアクセントとしても採用されているそうです。
爽やかかつシックな印象の新内外壁材『 COOL 』。
鏡面仕上げとマット仕上げはミックス張りが可能なため、設計者の発想を実現する自在な壁画デザインができるそうです。
また、有害物質を含む4VOCに配慮した塗料なので、内装にも使用可能だそうです。
レンガ調のカバートリムは開口部の周りや外壁面の角などの一部使いで外観を華やかにすることができます。
様々な種類の妻飾り。
妻飾りとは、妻側と呼ばれる家の正面、屋根の三角になった部分の真下に取り付けるものです。
幸運を呼び寄せると言われるフクロウデザインのものもあります。
より家づくりに楽しさが増しそうです。
16ミリの人気ランキング。
1位2位は、暗色系カラーがランクイン。
やはり、まだまだウッド調よりストーン調が人気なようです。
14ミリの人気ランキング。
こちらは、ホワイト系が多くランクインしていました。
もともと14ミリはホワイト系が多く、暗色系の設定が少ないことが理由。
やはりシンプルなものが人気だということがわかりました。
ショールームでは、サンプルを選んで実際に組み合わせてみることもできます。
遠くから見るとどれも似たように見えますが、実際に貼ってみるとかなり差があります。
細かな形状だったり、アクセントの組み合わせによっても印象がガラッと変わってきます。
パソコン上であらゆることができるようなった昨今。
やはり現場に足を運んで触れてみたり、情報を肌で感じることで、よりお客様が満足感を得られる住まいに近づけると思います。
グロースファミリーハウス標準仕様の確認とともに、最新の商品・仕様とを見比べることができました。
また実際に人気がある配色や設備などの情報を耳に入れることで、いろんな選択肢が増え、今後の住まいづくりに役立てていきます。
↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑
ランキングに参加中!
クリックして応援お願いします!