こんにちは！建築設計室の徳川です。
年末年始、冬休みをいただきましたので、広島県尾道市に行ってきました。
尾道は、京都駅から新幹線で２時間半ほど。
美しい島々と海を眼下に望むサイクリングロード「 瀬戸内しまなみ海道 」の本州側の起点でもある尾道。
まずは尾道駅から５分くらい歩いたところにある本日の宿へ。
海沿いにある複合施設カフェやベーカリー、レストラン、雑貨ショップ、サイクリングショップなどが集まる『 ＯＮＯＭＩＣＨＩ Ｕ２ 』。
その施設内にある『 ホテルサイクル 』というホテルにチェックイン。
ＯＮＯＭＩＣＨＩ Ｕ２は、広島県の倉庫活用事業として誕生した施設だそうです。
ホテルサイクルは、名前の通り自転車を持ったままホテルにチェックインできるのでサイクリストに人気。
もちろん、サイクリストだけでなく、観光やビジネスの拠点としても嬉しいサービスが充実しています。
瀬戸内グルメやこの土地ならではの伝統技術のグッズが購入できます。
立地も便利なところにあり、海沿いなだけあって景色も抜群です。
チェックイン後は、『 海鮮食堂出世魚 』のランチ。
いただいたのは、日替わりで海鮮ネタの種類が変わる「 出世丼 」。
この日はえび、しらす、ほたて、たこ、ネギトロ、サーモンが入っていました。
どれも新鮮で美味しかったです。
海なし県に住む私にとってはこれだけでかなり「 旅行にきた 」という気持ちになります。
尾道は観光地といえ、人もそれほど多くなくのどかなところ。
今回の目的は、趣味であるフィルムカメラでの撮影を兼ねた写真旅。
なので、カメラを２つ持っていき、予備のフィルムも持っていきました。
どこを歩いても絵になる景色だったので現像した写真を見るのが今からとても楽しみです。
続いて、「 ＨＩＢＩ ＣＯＦＦＥＥ 」へ。
バリスタとして経験を積まれてきた２人が営む、高台にある線路沿いの小さなコーヒー店。
こぢんまりとした、木を基調とした店内。
光が優しく入り込む窓辺からは、時折、電車が通り過ぎます。
残念ながら、シャッターチャンスは逃してしまいました。
ただ、景色と電車の音、コーヒーの香りが生むその空間がしっかりと思い出として残っています。
私がオーダーしたのはカフェオレのアイス。
東広島市のロースター『 安芸津歳實コーヒー 』のその時期に一番おいしい豆をセレクトしているそうす。
さすが、味わい深くとっても美味しかったです。
人気なお店で、次々とお客さんが来ていたので、時間もそこそこに次へ向かいます。
次の目的地は、ロープウェイで千光寺に向かいました。
大宝山権現院千光寺は標高１４０ｍ、尾道港を一望する大宝山の中腹にあります。
展望台から見える景色は絶景で、尾道の街並みが一望できます。
海峡が島々をつないでいるその構成も圧倒的で目を奪われました。
下りは、「 猫の細道 」と呼ばれる通りを帰りました。
作家の園山春二先生が生み出した「 福石猫 」を１９９８年よりこの路地に置きはじめたそうです。
そこから、猫の細道という愛称で呼ばれるようになったそうです。
道の途中には「 招き猫美術館 」やカフェ、猫グッズを扱う雑貨屋など、猫に関係するお店が点在しています。
またそれだけでなく、通りのあらゆるところに猫が描かれていました。
私のような猫好きには、歩いているだけでも楽しかったです。
山を下りて続いては『 喫茶キツネ雨 』へ。
日本人が西洋文化に憧れを抱いた時代をイメージしたどこか懐かしいような喫茶店です。
オーダーは、「 昔懐かしプリン 」、「 はいからラズベリーソーダ 」、「 おやすみクリームソーダ 」の３点。
プリンのほどよい苦さのカラメルと甘いクリームソーダ、炭酸がマッチしてとっても良いバランスでした。
重厚感のある内装も好みでつい長居したくなりました。
喫茶店を出ると路地裏に猫が・・・。
だんだん日も暮れてきました。
夜ご飯の前にもう１軒、訪れたのは『 本と音楽紙片 』。
狭い通路を通り抜けた奥庭にある隠れ家。
詩や小説、エッセイ、絵本、ＣＤなどが販売されています。
心地よいＢＧＭと共に静かな店内で読書をしたり本を選んだりすることができます。
都会から離れた所ならではの独特の世界観がすごく素敵な本屋さんでした。
１日目の最後に晩御飯は、中華料理『 大和湯 』へ。
タイル貼りの壁や年季の入った鏡、靴入れのロッカーなど元々銭湯だったのがあらゆるところから感じとれます。
少し待つと料理が運ばれてきました。
頼んだのは、小籠包、餃子、春巻き、焼売です。
どれも本格的な味で美味しく、１日の締めくくりにぴったりでした。
ホテルでゆっくりして２日目の朝、併設しているカフェで朝食のセットを頂きました。
たっぷりのサラダと厚切りのフワフワトースト、瀬戸内レモンのレモンジュース。
トーストには尾道産のいちじくとみかんのジャムをつけて頂きます。
どれも美味しく、２日目の朝は良いスタートが切れました。
２日目も観光やカフェ巡りをする予定でしたが、急遽、予定変更して遊園地『 みろくの里 』に。
ジェットコースター、お化け屋敷、急流すべり、ゲームセンターなどで遊び、しっかり満喫しました。
久しぶりの小さな遊園地で子供の頃を思い出しました。
遊園地内には昭和３０年代の街並みが再現された空間がありました。
私は馴染みはないですが、まさに「 レトロ 」。
建物や内装、看板が忠実で本当にタイムスリップしたかのような感覚でした。
正直言って観光旅行ではなかったですが、充実した楽しい２日間を過ごすことができました。
私の冬休みはこんな感じでした。
あらためて、今年も宜しくお願いします。
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