こんにちは!建築設計室の前田です。
金曜日、造成工事中の現場施工会議に行ってきました。
現場は、『 グロースファミリーハウス宝塚米谷 』。
プロジェクト計画地内の開発道路の側溝部分が完成していました。
今後、工程は各号地の、上下水管の引込工事など進んでいきます。
現在ある道路と新設の開発道路の接道部分は、隅切りといって斜めに施工しています。
これももちろん、宝塚市開発指導課の指導に基づいています。
最終的には、宝塚市へ移管して、宝塚市道になります。
なので、マンホールにもすでに「 たからづか 」の刻印がされたものになっています。
開発道路は、全体的に北側に向けて勾配がついています。
これは、雨が降ったときに雨水が北側の側溝に流れるように設計しているからです。
また側溝も一般的な「 U側溝 」(溝が見えるもの)ではなく、「 L側溝 」で施工しています。
側溝が隠ぺいされていることにより道路幅を広く使うことができます。
今回の計画地は隣地との高低差があるため、土留めとなる工作物である擁壁が必要。
こちらもだいぶ形が見えてきました。
今回の擁壁は、「 L型擁壁 」です。
L型擁壁は、わかりにくいですが、土圧に対して土の重量が「 重し 」になって底盤に作用します。
ようは、土の重量が重しになって土圧に抵抗するため、擁壁の断面は薄く抑えることが可能となります。
底盤とは、荷重を受ける基礎部材で、鉄筋コンクリート盤の総称。
「 盤 」は、厚みに対して長さや幅が大きな部材です。
どの擁壁にしても管轄の行政庁が示している構造基準を守る必要があります。
L型擁壁の場合、高さによっては、構造計算を行って安全性を確認しなければなりません。
今回の現場施工会議が、ようやく最終測量と分筆登記の指示がなされました。
営業担当に確認すると、いよいよ来月に分譲開始となるそうです。
すでに建築設計室へも10組を超えるボリュームチェック依頼が届いています。
少しタイトになってきましたが、皆さまの夢のマイホームづくりのため、何とかスタッフ一同、頑張っている最中です。
住まいの工事は、見える部分ではなく、隠れた部分も確認が大事です。
いくら建物が堅牢であっても、土地の安全性が確保されていなければ「 砂上の楼閣 」になってしまいます。
なので、災害にも強くするためにきっちりと造成工事を進めていきます。
『 グロースファミリーハウス宝塚米谷 』は、7月に造成工事完了予定です。
今後もグロースファミリーハウスにご期待ください。
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