こんにちは!営業開発課の張替です。
さて、今回は、吹付断熱についてのお話です。
ひと口に「 断熱材 」と言っても様々な種類があります。
なので、いろいろある断熱材について、少しでも参考になれたらいいなと思います。
ちょうど、『 グロースファミリーハウス宝塚米谷 』の現場確認中に吹付断熱施工後の状態です。
おかげさまでこの現場は、1期分譲6棟すべて、吹付断熱を採用されました。
施主様に吹付断熱のメリットをご説明させていただき、ご納得していただけた結果です。
ちなみに「 吹付断熱 」とは、断熱材を霧状に吹き付けて発泡体をつくり、家の断熱性を高める工法です。
もちろん、グラスウールなど繊維系の断熱材も断熱効果を持っています。
大きな違いは、繊維系断熱材の場合、壁面に隙間なく断熱材を施工することが難しいということ。
それに対して、吹付断熱の場合は、住宅の各部位に断熱材を吹き付ける工事が現場で可能です。
現場の壁の形状に合わせて施工するので、隙間がなく気密性を保った作業を行うことができます。
吹付断熱のメリットは、大きく3つあります。
まず一つ目のメリットはやはり、「 断熱性を維持できる 」ということ。
断熱材を住宅の各部位に隙間なく吹き付けることで気密性を高め、断熱性を維持できます。
特にグロースファミリーハウスでは、発泡ウレタン素材の断熱材を採用していますので、より隙間ができにくい施工が可能です。
細かい気泡構造により、夏の暑さと冬の冷たい外気を防げることができます。
なので、エアコンに負担がかかりにくく、光熱費を抑えられます。
吹付断熱は文字通り、スプレーで吹き付けるので隙間なく充填した後は、モコモコの状態です。
いろんなところについてしまうので、余分なものは丁寧に落とします。
そして、柱からはみ出ている部分を平らに削ぎ落して面を造っていきます。
2つ目のメリットは、「 健康への悪影響が少ない 」ということ。
素材は水から生まれた環境に優しいものを使用しているので、有害物質を発生する心配もありません。
結露の発生を防ぎ、カビやダニの発生を抑えます。
アレルギーにつながる「 ホルムアルデヒド 」が生じず、健康への悪影響はほとんどありません。
また、住宅内の温度差が少なくなるため、冬場の「 ヒートショック 」による事故を防ぐ効果もあります。
血圧が高い人や高齢者の安全を守ることができるのです。
3つ目のメリットは、「 外的要因で剥がれ落ちにくい 」ということ。
接着力が高く、壁に吹き付けた後もズレが生じにくいので永続的に断熱性を保つことができます。
また、断熱材によって柔軟性が異なり、地震で住宅が動いても剥がれ落ちる不安がありません。
湿気を防ぎ、結露を抑えることができるので、建物自体の耐久性を維持できます。
「 逆にデメリットは何ですか 」と聞かれます。
あえて言うならば、「 値段が高い 」ということでしょうか。
吹付断熱のなかでも、より断熱効果の高い発泡ウレタンの場合、安価なボード式断熱材であるグラスウールとは価格が3倍くらい違ってきます。
後は、配線、配管を仕込んでから吹付けするので、コンセントやスイッチの位置を早めに決めないといけないということくらいです。
この後に、一回目の気密測定を行います。
気密測定は、断熱材の施工後と、建物完成時の2回行います。
住宅建築にあたって、お金がかかる部分はいろいろとあります。
ただ、第一選択肢として、断熱材にはお金をかけるべき部分だと思います。
いい断熱材を使うと住んでからの満足度が高くなります。
分からないことや聞きたいことがありましたら、何でもお気軽にご相談ください。
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