
こんにちは、グロースファミリーハウス営業開発チームの今田です。
先日、参加している不動産交流会主催の慰安旅行で島根県の出雲大社に行ってきました。
「 縁結びの神様 」として知られる出雲大社は、仕事における「 ご縁 」にも通じる場所。
意外に思われますが、不動産業界では縁を大事にします。
普段はそれぞれの会社で忙しく働く者同士が、あらためて絆を深める良い機会となりました。

朝早くに大阪を出発し、車窓から見える大山をはじめとする山々の景色に癒されながら出雲へ。
まず出迎えてくれたのは、白くそびえ立つ大鳥居。
その大きさと美しさに思わず息を呑み、これから始まる旅への期待が高まりました。
現在も一部が整備中でしたが、地域の方々の手で大切に守られていることが伝わります。

大阪を出発してから約4時間ほどで到着。
縁結びの神として知られる大国主大神は、人と人との出会いだけではありません。
仕事や幸運、人生のあらゆる縁を結ぶとされ、全国から多くの人々が良縁祈願に訪れています。

出雲大社は、島根県出雲市に鎮座する日本を代表する古社。
古事記や日本書紀にもその名が記されるほど由緒の深い神社です。
主祭神は大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)で、国づくりの神。
そして縁結びの神として広く信仰を集めています。

まず最初の鳥居の前に立ったら、軽く一礼をしてから境内へと足を踏み入れます。
ここから先は神様の聖域。
気持ちを整え、静かな心で歩みを進めます。
緩やかな坂道が続く参道は、松並木と木漏れ日が美しい癒しの空間。
参道の中央は神様の通り道とされているため、少し端を歩くのが礼儀です。
両側に並ぶ松の木々や、差し込む光を感じながらゆっくりと進むと、自然と心が落ち着いていきます。

境内には、神話の主人公・大国主命(おおくにぬしのみこと)を象った像がありました。
神話によると、大国主大神が国づくりを終えた後、天照大御神に国を譲りました。
その功績を讃えて建てられたのが出雲大社だと伝えられています。
神話の舞台に立っているような不思議な感覚を覚え、神聖な空気に包まれながら、それぞれが静かに手を合わせました。

境内に入ると、空気が一段と澄んでいるように感じられ、自然と背筋が伸びます。
出雲大社の参拝には、一般的な神社とは少し異なる独自の作法があります。
本殿の前に立ったら、出雲大社特有の「 二拝四拍手一拝 」の作法でお参りします。
まず深く二度お辞儀をし、次に四回手を打ちます。
この四拍手には、神様とのご縁をより深く結ぶという意味があります。
全国の神社でも出雲大社だけに伝わる特別な作法です。
拍手を打ったあとは、感謝や願いごとを心の中で静かに伝え、最後にもう一度深く一礼します。

実は、この拝殿で参拝を終わらせて帰る方が多いのですが、もう一つ作法があります。
出雲大社の本殿は、日本でも数少ない『 大社造(たいしゃづくり)』という古い建築様式で建てられています。
この様式では、神様が南を向いてお鎮まりになっており、参拝者が立つ拝殿は神様の「 正面 」には当たらないのです。
そのため、参拝者が拝殿の正面から手を合わせても、実際には神様の横に向かって拝む形になります。
つまり、出雲大社では自然と「 横から参拝 」していることになっています。

このような理由から、出雲大社の境内では、本殿の西側にある『 西十九社(にしじゅうくしゃ)』や『 八足門(やつあしもん)』。
この付近でお参りをする人の姿が多く見られます。
そこから手を合わせると、大国主大神の真正面、つまり「 南向きの御神座の正面 」に向かって拝むことができるのです。
静かな杉木立に囲まれたその場所では、風の音や鳥の声だけが聞こえ、まるで神様と一対一で向き合っているような厳かな空気が流れます。

無事に参拝が終わると、神楽殿へ向かいます。
神楽殿は、境内の中でも特に目を引く壮大な建物で、拝殿とは別に設けられた祭事や神楽を奉納するための場所。
その神楽殿の正面に掲げられているのが、全国的にも有名な巨大なしめ縄です。

太くねじられた藁が幾重にも重なり、その迫力は近くで見ると圧倒されるほどです。
しめ縄は、神聖な場所と現世を隔てる結界を表し、「 ここから内は清らかな神の領域である 」という意味を持っているそうです。
出雲大社の神楽殿のしめ縄は特に大きいため、邪気を払う力が強いとされ、訪れた人々に強い印象を与えます。

昼食は地元の名物、出雲そば。
多くの店がありますが、今回行ったのは、『 献上そば羽根屋 本店 』。
江戸時代末期創業の老舗そば店です。
名称に「 献上そば 」とある通り、歴代の皇室にもその味を献上してきたという格式あるお店だそうです。

食べログでも『 百名店 』ということもあり、すごく並んでいました。
20分ほど待ってようやくオーダー。
江戸時代創業の店とはいえ、ウェイティングから、オーダーまですべてタッチパネル。
スタッフさんが丁寧かつ上手くお客様を捌いて行かれます。

三段重ねの割子そばは、細麺タイプで噛みやすく、蕎麦粉の香りは控えめ。
クセがなく、食べやすい上品な味わい。
出汁との相性も良く、最後まで飽きずに楽しめました。

実はこの日、MLBワールドシリーズが延長戦までもつれる大熱戦でした。
皆さん、観光地についてもバスから降りずにテレビ観戦。
結局、どこも回ることなく帰阪。
しかし、テレビ観戦だけでもおなかが空くもので、途中のサービスエリアでまた「 そば 」。
今回の旅行では、日常の業務から少し離れ、不動産会社一人ひとりが互いの人柄に触れることができました。
出雲大社でいただいたご縁を大切に、今後の仕事にも活かしていきたいと思います。

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