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2026.05.27 NEW

 中間立会(一戸建リノベ編)

こんにちは、グロースファミリーハウス工務設計チームの中嶋です。
先日、一戸建てのリノベーション工事を請け負いました施主様と中間立会を行いましたのでそのご報告です。

 

リノベーション工事の中間立会は、設備をすべて撤去し、壁や床をめくった状態で、施主様に建物の現状をご確認いただく大切な機会です。
完成後には見えなくなる部分だからこそ、このタイミングでしか確認できないことがたくさんあります。

 

進捗確認のため、立会前日に現地へ伺うと、ちょうど防蟻工事の職人さんが作業に入られていました。
現場で建物の状態を説明していただいたところ、想像以上に深刻な白蟻被害が判明。
土台だけでなく、柱にまで侵食が進んでおり、建物を支える重要な部分に影響が出ている危険な状態でした。

 

その場で追加の防蟻処理について確認を行い、あわせて担当大工とも補修方法について打合せ。
被害の程度を見ながら、どこまで補強が必要か、どのような工程で安全性を確保するかを慎重に相談しました。

 

特に被害が深刻だったのは浴室まわりです。
水気が多く湿気がこもりやすい場所ということもあり、柱は内部まで白蟻に食い尽くされ、手で触れると崩れてしまうほどの状態でした。
普段の生活ではまったく気づけない部分ですが、解体して初めて分かるケースも少なくありません。

 

柱の内部まで白蟻に侵食されている状態。
表面からではまったく分からないため、解体して初めて判明するケースの怖さをあらためて感じました。

 

壁をめくった内部には、白蟻が通った跡がはっきりと残っていました。
木材の表面に沿って伸びる土のような筋は「 蟻道(ぎどう) 」と呼ばれる白蟻の通り道です。
白蟻は乾燥や光に弱いため、こうして土でトンネルを作りながら移動し、木材を食べ進めていきます。

 

さらに、周辺には黒く細かな粒のようなものも確認できました。
これは白蟻のフンで、被害が長期間にわたって進行していた証拠でもあります。
普段の生活では壁の中を見ることはないため、ここまで被害が広がっていても気づかないケースは少なくありません。

 

施主様との中間立会では、現場監督の久保さんと施主様が被害箇所を一つひとつ確認して進めます。
そして、現在の状況と今後の補修方法について丁寧にご説明しました。

 

普段は壁や床に隠れている部分だけに、施主様も実際の状態をご覧になり、
「 ここまでとは思っていなかった 」
と少し放心されたご様子でした。

 

また、こうした状況を直接確認できる機会は、リノベーション工事のなかでも限られています。
施主様も、
「 今しか見られないから 」
と、現場の写真や動画を何枚も撮影されていました。

 

もちろん、ここまで被害が進行している場合、防蟻工事の追加だけではありません。
柱や土台の補修工事も必要となるため、追加費用が発生します。
リノベーション工事では、解体して初めて分かる問題も多いです。
特に今回のような築年数の経過した建物では、一定の予備費を想定しておくことも大切になります。

 

だからこそ、グロースファミリーハウスでは、単に写真だけを送ってご判断いただくことはしていません。
必ず現地にお越しいただき、実際の状態を見ていただくようにしています。
現場監督や専門業者が立ち会い、どこにどのような被害があり、なぜ補修が必要なのか・・・。
そして今後どのように工事を進めるのかを、その場で丁寧にご説明します。

 

実際に現場を見ると、写真では伝わりにくい深刻さや、逆に、
「 ここまで見つけてもらえてよかった 」
という安心感を持たれる施主様も多くいらっしゃいます。
追加費用という言葉だけを聞くと不安に感じられるかもしれません。
しかし、大切なのは理由を明確にし、ご納得いただいた上で工事を進めることだと考えています。

 

完成後には見えなくなる部分だからこそ、ご自身の住まいがどのような状態だったのか・・・。
そしてどのように補修していくのかを知っていただくことは、とても大切だと感じます。

 

普段の生活のなかで、白蟻被害に気づくことはほとんどありません。
床が少しふわふわする、建具が閉まりにくい、なんとなく湿っぽい。
そんな小さな違和感の裏で、建物の内部では深刻な被害が進行していることがあります。

 

白蟻の怖さは、「 見えないところで進行する 」という点。
外からはきれいに見えていても、内部では木材が空洞化しているケースも少なくありません。
そのまま放置してしまうと、耐震性の低下や大規模な補修工事につながることもあります。

 

だからこそ、リノベーションでは見た目を新しくするだけではなく、解体時に建物の状態をしっかり確認することが大切です。
普段は見えない部分にこそ、住まいの安全性を左右する大切な要素が隠れています。
今回も、防蟻処理と構造補修を行いながら、安心して長く暮らせる住まいへと工事を進めています。

 


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