制震ダンパー|スタッフブログ|グロースファミリーハウス|北摂・阪神間エリアの新築一戸建て情報
トップページ > スタッフブログ >  制震ダンパー

スタッフブログ

2023.09.23

 制震ダンパー

こんにちは!建築設計室の徳川です。
先週の火曜日、無事に上棟工事が完了した現場、宝塚市米谷二丁目の現場確認に行ってきました。
ちょうど現場監督から、制震ダンパー設置の報告をもらいましたのでその確認に。

 

最近は酷暑対策ばかりに目が行きがちですが、私たちの住む日本という国。
いつ大地震に見舞われるかわからない状況なので、地震対策も万全にしておく必要があります。
特に住まいについては、建物の地震対策が欠かせません。

 

地震対策には大きく分けて3つあります。
「 耐震 」は、建物を硬くし、地震に耐える構造で、耐力壁、水壁構面、接合部の補強が基本です。
「 制震 」は、地震力を制震しょうか。
第一に耐震、そして制震、そして最後に免震となります。
ただ、免震については、費用が高く木造住宅では現時点では現実的ではありません。

 

地震に強い住まいを造るには、地震に耐えうる構造をつくる「 耐震 」がポピュラーで普及率は高いです。
ただ、耐震構造のデメリットとして、建物自体は頑丈になるものの、揺れを抑制したり吸収するといった効果は高くありません。
そのため、家具などの転倒防止は自身で行う必要があります。
また、そのような性質から繰り返しの揺れに弱いということが最近わかってきました。
国の耐震基準は1回だけの大地震時に「 命を守ることができる性能 」です。
地震後に建物が傾き、住み続けることができなくてもいいという理屈になります。

 

耐震に比べて、「 制震 」は、地震によって起こる振動エネルギーを吸収し、建物の揺れを小さくして衝撃をやわらげること。
最近の地震対策で注目されている揺れをいかに逃がし、建物への損害に広げないことが可能です。
建物の損傷が軽減されるので、本震だけでなく、繰り返しの余震にも有効です。
なので、地震のたびにメンテナンスをする必要もありません。

 

グロースファミリーハウスでは、家族の尊い命と暮らしを守るために地震に強い住まい造りにこだわっています。
モダンモデル、スマートZEHモデルでは、全棟構造計算、全棟制震装置「 制震ダンパー 」を採用しています。
ちなみに制震対策で用いられる制震装置には、ゴムダンパー、鋼材ダンパー、オイルダンパーの3種類があります。
グロースファミリーハウスが採用しているのは、オイルダンパーで施工率の高い、株式会社トキワシステムの「 αダンパーEX-Ⅱ 」。

 

オイルダンパーの特徴は、車の乗り心地を改善するためのショックアブソーバーの原理を利用しています。
内部に補填しているオイルの抵抗により地震の揺れを吸収・抑制する仕組みです。

 

ダンパーの配置計画は、トキワシステムの専門設計スタッフが分析してくれます。
建物形状、大きさ、梁の掛かり方、金物等を勘案してより効果的な配置位置を指示されます。

 

設置完了すると1邸毎に、「 時刻歴応答解析結果報告書 」が発行されます。
建物をモデル化し、地震力を与えて、建物が傾く大きさ、変位、変形角の数値を算出する方法になります。
建物が完成してしまうと制震ダンパーは壁に隠ぺいされてしまうので、効果がわかりにくいものです。
施主様の住まい情報から算出した、制震ダンパー設置による効果を数値で確認できます。

 

もちろん、耐震対策は基本です。
この住まいは、耐震等級3にしてから制震ダンパーを取り付けした。
なので、実際に等級は存在しませんが、1ランク上がる計算値になり、耐震等級4相当となりました。
耐震等級3の性能を制震ダンパーで維持するようなイメージです。
『 グロースファミリーハウス宝塚米谷 』は、最終1区画を残すのみとなっています。
今後もグロースファミリーハウスにご期待ください。

 


↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑
  ランキングに参加中!
クリックして応援お願いします!

  • 建売・土地情報 ご家族そろって、お近くのモデルハウスへお気軽にお越しください!
  • 資料請求 家づくりにちょっとでも不安がある方、これから家を建てる方に役立つ情報が満載です。