
こんにちは、グロースファミリーハウスの延時です。
私が愛するJリーグのガンバ大阪 が、17日の深夜、ついにアジアチャンピオンになりました。
サッカーに興味のない方には大した話ではないかもしれませんが、長年応援してきた身としては、本当に特別な出来事です。

ガンバが参戦しているのは、2024年度の成績上位により日本代表として挑む『 AFCチャンピオンズリーグ2 』。
グループリーグを無敗で突破すると、その後もアジア各国の強豪クラブを倒しながら勝ち進み、ついにファイナルまでたどり着きました。
決戦の地、サウジアラビアのリヤドへ旅立つ前には壮行会も行われ、多くのサポーターの想いを背負ってアジアの頂点へ挑みました。

ただ、決戦の地となるサウジアラビア は、イスラエルやアメリカとイランを巡る情勢不安の影響もあります。
当時はレベル3の渡航中止勧告が発令されていました。
4月8日にアメリカとイラン両政府が停戦に合意したとはいえ、やはり気軽に行ける状況ではありません。
そんななかでもチームを後押ししようと、ガンバのサポーターによる寄せ書きが集められました。
寄せ書きフラッグは、クラブスタッフとともに現地へ届けられることになっていました。

また、Jリーグ全60クラブを代表して戦っていることもあり、他クラブやサポーターからの応援も数多く届いていました。
なかでも、名古屋グランパスの試合会場では、「 ガンバを応援しよう 」というメッセージが大型ビジョンに流れる場面も。
普段は激しく競い合うライバル同士ですが、こういう時に垣根を越えて応援し合えるのは、やはり気持ちのいいものだと感じました。

ということで、現地に行けなくても、せめて同じ熱量でリアルタイムに応援したいもの。
私は、いつもお世話になっているブリティッシュ・パブ『 HUB エキマルシェ大阪ウメスト店 』へ向かいました。
ただ、キックオフはサウジアラビア時間で5月16日(土)20時45分。
日本時間では、なんと5月17日(日)の午前2時45分です。
仕事を終え、一度自宅へ戻って準備を済ませ、そこから最終電車で大阪へ。
深夜にもかかわらず、「 今日は絶対にリアルタイムで見届けたい 」というサポーターの熱量が、自然と自分を動かしていました。

ちなみに、HUBの通常営業時間は24時まで。
今回は特別に深夜営業でのイベント開催となっていました。
イベント開催は、事前予約が必要なのですが、満席。

そして、HUBでは、エキマルシェ大阪ウメスト店だけではなく、梅田近辺にある各店舗でも試合放映が行われていました。
イベント開催で放映のある5店舗はすべて早い段階で満席に。
あらためて、ガンバを応援するサポーターたちの想いと熱量の大きさを感じる夜でした。

まずは駆け付けの一杯。
友人とグラスを合わせ、
「 ここまで来たら優勝を見届けたいな 」
と話しながらキックオフを待ちます。
眠気よりも期待感のほうが大きく、ガンバの歴史的な一戦を迎える特別な夜が始まりました。

仕事終わりでしたが、実はこの日は晩ご飯をあえて控えていました。
というのも、お腹いっぱいになって眠くなってしまうと、さすがに深夜のファイナルを乗り切れる自信がなかったからです。
なので、キックオフまでは友人と「 ここまでの激闘 」を振り返りながら腹ごしらえ。
今回いただいたのは、店長おすすめの「 ラム肉の手作りシェパーズパイ 」。
深夜とは思えないほどしっかりした味わいで、これから始まる大一番へのエネルギー補給にぴったりでした。

一方、友人がオーダーしたのは、名前を忘れてしまいましたがソーセージ系のメニュー。
サーブされてきた瞬間からスパイスの香りが食欲をそそります。
少し分けてもらいましたが、ピリ辛でかなり美味しく、ビールとの相性も抜群。
深夜とは思えないくらい、テーブルの上はしっかり観戦モードのラインナップになっていました。

HUBエキマルシェ大阪ウメスト店は、100名以上が入れる梅田エリアでもかなり大箱。
しかし、この日はその広い店内も、ガンバサポーターで満席状態。
キックオフ3時間前にもかかわらず、すでに独特の緊張感と高揚感に包まれていました。
皆さんキックオフまでどこかソワソワした様子。
同じクラブを応援する人たちが、深夜の梅田にこれだけ集まっている光景だけでも、少し特別なものを感じました。

そして、仲間と語り合いながら過ごしていると、3時間弱の待ち時間も本当にあっという間。
キックオフの時間が近づくにつれ、店内にも緊張感が広がっていきます。
やがて大型モニターに映し出されたのは、決戦の地リヤドのスタジアム。
現地の歓声や演出が店内にも流れ、一気に空気が変わります。
深夜の梅田にいながら、気持ちは完全にサウジアラビアへ。
いよいよ、アジアの頂点を懸けた戦いが始まります。

ファイナルの相手は、アル・ナスル。
潤沢なオイルマネーを背景に、世界的スター選手を次々と獲得してきた、アジア屈指の強豪クラブです。
中心にいるのは、サッカーファンなら誰もが知るクリスティアーノ・ロナウド選手。
さらに、ジョアン・フェリックス選手、サディオ・マネ選手、キングスレイ・コマン選手、マルセロ・ブロゾヴィッチ選手など・・・。
世界トップレベルのオフェンスが並びます。
しかも、前線だけではありません。
ゴールを守るのはブラジル代表GKのベント選手。
ディフェンスにも、元スペイン代表のイニゴ・マルティネス選手ら実力者が揃い、まさに各国代表クラスのワールドスター軍団。
名前を見るだけでも圧倒されるようなメンバーでした。チーム総年俸は、アル・ナスル が約600億円。
それに対して、ガンバは約12億円。
資金力も、所属選手のネームバリューも、まさに雲泥の差があります。

さらに、本来であればファイナルのような一発勝負は中立地開催が一般的ですが、今回は中東開催。
アジアサッカー連盟のなかでも影響力を持つ中東勢による、不均衡さを感じるレギュレーションでした。
加えて、試合を裁くレフェリー陣も隣国クウェートのグループというまさに完全アウェイの環境です。
それでも、だからこそ燃えるのがサポーターというもの。
現地までは約8700キロ。
深夜の大阪からでも、想いだけは負けないように、店内に集まったサポーター全員で、選手たちへ声援を送り続けました。

試合が始まると、やはりアル・ナスルの強力なオフェンスに押し込まれる時間が続きます。
世界トップクラスの選手たちが次々と襲いかかり、見ているこちらも終始ハラハラ。
それでも、ゴール前で立ちはだかったのが、ガンバの未来を担う18歳、荒木瑠偉選手。
ビッグセーブを連発し、何度もチームを救います。
そんな緊張感の続く展開のなか、歓喜の瞬間が訪れました。
ガンバのエース、デニス・ヒュメット選手がゴール。

世界的な知名度でいえば、アル・ナスル のスター選手たちには及ばないかもしれません。
それでも、ガンバサポーターは知っています。
デニス・ヒュメット選手の決定力が本物だということを。
だからこそ、ゴールが決まった瞬間の店内は大騒ぎ。
深夜とは思えないほどの歓声が響き渡りました。
初めて会った者同士でも、想いはみんな同じ。
あちらこちらで自然とハイタッチが生まれ、まるで昔から一緒に応援してきた仲間のような一体感に包まれていました。

ファーストハーフを終えて、1-0のリード。
世界的スター軍団を相手に、ガンバが堂々と渡り合っていました。
試合後にコメントがありましたが、アル・ナスルの監督である名将ジョルジェ・ジェズスも、
「 ガンバ大阪の選手たちのクオリティに驚いた 」
とコメント。
実際に、ゴールは相手の一瞬の隙を突いた、見事な崩しから生まれたものでした。
ただ、見ている側は終始手に汗握る展開。
大声で応援し続けていたので、気づけば声も枯れ、喉はカラカラです。
当然ビールもどんどん進み、ハーフタイムには迷わずおかわり。

セカンドハーフ序盤から投入されたのは、私の大好きな安部柊斗選手。
ポジションはディフェンスとオフェンスを繋ぐセントラルMF。
彼がピッチにいる時といない時では、チーム全体の安心感がまるで違います。
実は直近の Jリーグの試合で負傷していて、「 ファイナルに間に合うのか… 」と本当に心配していました。
それだけに、交代で姿を見た瞬間、店内でもどこか空気が変わった気がします。
彼が中盤の底に入ることで、ボールの落ち着きどころができ、試合運びにも安定感が出てきます。

「 これはガンバの勝ちパターンに近づいている 」。
ガンバサポーターなら誰もが、そんな期待を抱いた時間帯でした。
そしてその後も、アル・ナスルの猛攻は止まりません。
それでも、最後まで集中力を切らさず守り抜いた ガンバが、ついに勝利。
見事、アジア・チャンピオンに輝きました。
これでクラブタイトルは10個目。
ユニフォームに刻まれる「 星 」が、また一つ増えることになります。
最後にタイトルを獲得したのは、2015年の 天皇杯 優勝。
実に11年ぶりの歓喜でした。
長年応援している身としては、ようやくこの瞬間が戻ってきたという気持ち。
一方で、若いサポーターたちは、「 優勝を見るのが初めて 」と本当に嬉しそうで、その姿を見ているだけでも胸が熱くなりました。

数字だけを見れば、ポゼッション率もシュート数も、アル・ナスル が大きく上回っていました。
ただ、実際に試合を観ていた感覚としては、「 奇跡的に勝った 」というより、しっかりプランを遂行して掴んだ勝利だったと思います。
もちろん理想をいえば、ボールを保持しながら相手陣内へ押し込むサッカーをしたいところです。
しかし、あのスター軍団を相手に、それを90分続けられるクラブは、今のJリーグにはなかなか存在しないはずです。
それでも、ディフェンスは最後まで崩れず、限られたチャンスを確実に仕留める。
そして全員が集中を切らさず守り切る。
それができるのは、チームとしての完成度と結束力が高い証拠だと感じました。

何より、このタイトルは選手だけのものではありません。
厳しい環境のなかで準備してきたスタッフ、危険もある中で現地まで駆け付けたサポーターも含めて、全員で掴んだアジア・チャンピオンです。
ガンバに関わる皆さんには、本当に胸を張って日本へ帰ってきてほしいと思います。
最後にHUB エキマルシェ大阪ウメスト店集合のガンバサポーターで記念写真を。
店長、いろいろ無理を聞いてくれてありがとう。

っと、ここで終わりにしようと思いましたが、ここで終わるわけにはいきませんでした。
ガンバ大阪から、「 明日17時15分に関西国際空港到着、その後優勝報告会を開催します 」とアナウンス。
11年間、この瞬間を待ち続けてきた身としては、行かないという選択肢はありませんでした。
向かったのは、ガンバ大阪のホームスタジアム、『 パナソニックスタジアム吹田 』。

スタジアムのメインエントランスには、各団体やスポンサー企業から届いたたくさんの祝花が並んでいました。
クラブカラーである青を基調にした花が多く、まさに「 ガンバ一色 」という光景。
そんななか、ひときわ目を引く、少し色合いの違う祝花がありました。

「 どこからだろう 」と思って近づいて見てみると、贈り主はなんと、お隣さんでした。
あえてコメントは差し控えさせていただきます。

そして最後は、無事にタイトルバナーの除幕。
歴代タイトルが並ぶ場所に、新たな栄光が加わる。
それを自分の目で見届けられたことに、なんとも言えない感慨がありました。
試合の勝利だけでは終わらない、クラブの歴史が積み重なる瞬間。
この場に立ち会えたことは、きっとこれから先も忘れないと思います。

しかし、平日の夜。
しかも告知は前日のアナウンスにもかかわらず、スタジアムには約6000人ものガンバサポーターが集結しました。
それだけ、多くの人がこの瞬間を待ち望んでいたということ。
そして、あらためてガンバというクラブの持つ力や人気の大きさを感じさせられました。
タイトルを獲ることが、どれだけ難しいことなのか。
そして、その瞬間を仲間たちと共有できることが、どれだけ幸せなことなのか。
あらためて、「 このクラブを応援していてよかった 」と心から思える時間でした。
サッカーは90分で終わります。
でも、その先にある景色や感情こそが、サポーターをやめられなくする理由なのかもしれません。

↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑
ランキングに参加中!
クリックして応援お願いします!










